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蛙化現象を考えてみる。

今日、ニュースを見ていたら、蛙化現象なるものがあるということで、どんなものか興味が沸いたので、こちらの記事を読んでみました。

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簡単に言うと、恋愛がうまくいくまでは好きだった人が、うまくいったら好きでない、あるいは嫌いになってしまう現象のようです。

 

この中でもパターンはいくつかあるようで、大きく分けると、付き合った後の言動に失望したパターン、付き合った後の変化に嫌悪感を抱くパターン、付き合えた達成感だけで満足してしまうパターンの3つがあるようです。

 

最初の「付き合った後の言動に失望したパターン」はよくある話で、相手に対する理想と現実の乖離が許容できないというのが根底にあります。

このパターンは女性が男性に抱く場合もありますが、同じくらい男性が女性に抱く場合もありますが、少し状況は違ってくることが多いのかなと思います。

その原因として、「女性の方が取り繕うのが上手い人が多い」のと「女性の方が許容範囲が広い」ことが原因にあって、取り繕うのが上手いというのは、悪く言えば猫を被ると言いますが、良い意味では社会性が高いとも言えます。

男性の社会性が低いのは、男性の社会性というものが基本的に支配・被支配の関係になるからですね。いわゆるマウントの取り合い、というやつです。

おそらくは、女性→男性の場合は、男性が取り繕えないことを女性の許容範囲を超えてやってしまった場合、男性→女性の場合は、女性が取り繕うのを失敗した場合になるかなと。

いずれにしても、理想と現実のギャップが見えていないことから起きる問題ですね。

 

次の「付き合った後の変化に嫌悪感を抱くパターン」も近いですが、違う点は変化自体がマイナスの内容とは限らないということですね。

これはパターンとしては女性→男性の方が多いかな?と思います。

これは、男性は意外性に対しての許容範囲が広い、臨機応変さを持っている場合が多いというのが挙げられます。

逆に女性の方は変化がプラスであっても許容できない場合が多い、というのがあります。

この辺りは前のパターンの場合もそうですが、性差の問題であって、どっちが良い、悪い、というのはあまりなくて、そういった傾向がある、というだけの話ですね。

 

最後の「付き合えた達成感だけで満足してしまうパターン」は恋愛の経験値によるものという風に記事では言っています。

そういったものもありますが、これは恋愛にかけるコストが関係しているかなと思います。

ここでいうコストというのは、汎用的なコストではなく、特定の相手と付き合うにあたって費やしたコストになります。

例えば、化粧やエステ、資格取得などのコストは原則として汎用的なコストになります。

簡単に言えば、不特定多数からの評価を上げるために使うコストなので、ここにいくら費やしても、コストがかかったとはなりません。

一方で、特定の相手と付き合うにあたって費やしたコストは、デートやメッセージのやり取り、記念日のプレゼント選びなどになりますが、それ以外に、ナンパのようなコストの転化ができない(成否にかかわらず、コストがかかる)ものも含まれます。

この辺りのコストがイコール恋愛経験とも言えますが、コストをかけて苦労して得たものの方が、コストをかけずに得たものよりも価値が高いと感じるのと同じです。

簡単に言えば苦労しないで得た結果だったので、価値を低く感じてしまって、蛙化現象が起きるという感じです。

 

蛙化現象は、付き合う中で誰しも経験することだとは思いますが、これを回避する一番のコツは自分の中で何がOKで何がNGなのか、何に価値を置いているかを一度見返してみるのが良いかと思います。